第200回 人生に悩んだら「日本史」に聞こう 白駒妃登美さん

2012年5月26日(土)第200回 朝活@富山 を開催しました!
<今回のテーマ>
「 人生に悩んだら「日本史」に聞こう 」 です。


2009年10月14日に第1回朝活@富山を開催してから約2年半。
コツコツ開催してきた朝活@富山がついに開催200回を迎えました。
それを記念して、福岡からスペシャルゲストをお迎えしての講演会を
開催しました。
まず最初に、朝活200回ヒストリーのビデオ上映。
今までに開催したものの中から参加人数の多かったものを中心に紹介。
バックミュージックは朝活AKBでおなじみにあの曲です!
    
そして、いよいよ、講演会スタート。
講師は、”博多の暦女”こと、白駒妃登美さん。
白駒さんは、2011年6月に、ひすいこたろう氏との共著である
『人生に悩んだら「日本史」に聞こう/幸せの種は歴史の中にある」
を祥伝社から出版されてます。

講演は、富山に縁の深い大伴家持の歌の紹介からスタート。
「春の苑 紅にほふ 桃の花 下照る道に 出で立つをとめ」
「うらうらに 照れる春日に ひばり上がり 心悲しも ひとりし思えば」
白駒さんは、万葉集 その中でも大伴家持が大好きで、
今回富山講演が決まった時には「家持さんが呼んでくれた」と
とても嬉しかったそうです。
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大伴家持の紹介のあとは、
「歴史が教えてくれる日本人の生き方」と題して、
吉田松陰、フレッド和田、宇喜多秀家・豪姫のエピソードを紹介。
吉田松陰のお話では、
「かくすればかくなるもと知りながら已むに已まれぬ大和魂」という
松陰の歌、さらに、野山獄、松下村塾でのエピソードを紹介され、
「今の環境を受け入れることの大切さ」を、
お話してくださいました。
フレッド和田のお話では、
日系2世のフレッド和田が、東京オリンピック開催実現に向けて、
祖国日本のために世界各地をまわってIOC委員を説得していく
エピソードを紹介され、
「志を持って生きることの大切さ」を
お話してくださいました。
宇喜多秀家・豪姫のお話では、
関ヶ原の戦いで敗れ、八丈島へ流罪となった秀家に、
豪姫が実家である前田家を通じて、米・薬などの物資援助を行ったこと。
この物資援助は、豪姫が亡くなった後、明治2年、宇喜多家の流罪が
解かれるまで約260年続いたことが紹介され、
「日本人の生き方、思いやり、for youの精神の素晴らしさ」を
お話してくださいました。
秀家と豪姫には、もう1つとても感動的なエピソードがあります。
あるとき、豪姫は、絵師に描かせた自分の肖像画を八丈島に送ります。
その肖像画は、ほかの部分は色もきれいなのに、額のあたりだけ擦れて
色がうすくなり、ほとんど消えかかっています。
秀家とととも島流しにされた息子たちが、「母上、母上」と涙を流しながら、
来る日も来る日も額のあたりを撫でていたから、薄くなったのだそうです。
親子が再会することは叶いませんでしたが、その想いは260年以上生き続けました。
白駒さんのお話は、本当に感動的で、講演中、参加者の方の涙する声が
漏れ聞こえました。また、日本人の歴史を知ることで、日本人であることの誇り、
素晴らしさをたくさん感じることが出来ました。
朝活200回記念に、とても素晴らしい講演会を開催できたこと、
福岡から来て下さった白駒妃登美さん、白駒さんを紹介して下さった美崎栄一郎さん、
ボランティアスタッフとしてお手伝いして下さった朝活富山常連のみなさん、
そして、参加者のみなさん、本当にありがとうございました。
これからも、朝活@富山をよろしくお願い致します。
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(白駒妃登美さんを囲んで記念写真を撮りました)

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